風俗コロナ

コロナと風俗にまつわるニュースサイトの嘘

コロナショックの影響で、風俗業界の現場では何が起きていたのかは以前の記事でも紹介しました。さて、ネットニュースをチェックしていると様々な記事が書かれていますのですが大体の記事に引っかかる点がいくつもある状況。なぜそんな記事が大手メディアを通じて量産されてしまうのか、理由も含めて分析してみました。

コロナショックが風俗業界に与えた影響

コロナで客層が悪くなった、は本当なのか

気になったのは週刊新潮WEBの「地方の風俗はどう変わったか? コロナ前・最中・後とで…現場リポート」という記事。「店は目先の利益に狂奔する一方で、梅毒の感染者も続出し、地方の風俗は崩壊寸前とも言われている。」と危機感をあおりまくる書き出しで記事はスタート。なるほど、ここまで酷いのならちょっと読んでみよう、となりますね。

地方への出稼ぎが多かったのは事実だが…

記事で確かに、と思う部分も多々あります。東京や大阪からスカウトを通じて地方へと出稼ぎが増えたこと。電話の問い合わせが激減して、たまに鳴る電話もリピーター、本指名の電話ばかりだったこと。雲行きが怪しくなってくるのはその次から。普段ならNGにするような痛客ばかりだったというのです。それも「本番強要は当たり前。シャワーを浴びようとしない客、盗撮をしようとする客、何らかの薬物を摂取し明らかに目付きのおかしい客…」こんな客ばかりだったそうです。

コロナ自粛期間中の客層

自粛期間中の客層に変化があったのは確かでした。メインはリピート率の高い女の子の本指名客、そしてお店の常連客。40代以上の所帯を持ったお客様が激減し、20代~30代の独身のお客様がちらほら来る程度で、2名以上の団体客も激減しました。ただ、全体的な客足は減少しましたが、トラブルになるようなお客様が増えた印象は全くありませんでしたね。盗撮をしようとするような客はもちろん、薬物疑惑のあるような客はまったくと言っていいほど現れませんでした。いくらコロナで厳しい時期とはいえ、普通の風俗店ならヤバいお客さんはフロント側でお断りするなり、プレイ中断するなりできるはずだと思うのですが…

梅毒よりもヤバそうな問題

梅毒に関する部分にも疑問があります。梅毒がここ5年で激増したのは確かなのですが、東京・大阪のピークは一昨年。今年激増しているとは言い難いですので、秋田の店舗で2人出た「らしい」記事で煽ってしまうのは、秋田の風俗業界全体に影響が及んでしまいそうで心配です。それよりも、記事の終盤で一転人が足りくなったという風俗店が「紹介文にはEカップと書いている嬢の差し替えで、Bカップの嬢を送る程度は日常茶飯事ですよ」とうそぶいている記述があります。秋田では日常茶飯事の出来事なのでしょうか。大阪でさえもごくごく一部の悪徳店でしかそんなことしていないですよ。

この手の記事が出てくる理由

あくまで想像ではありますが、「コロナで風俗業界大変らしいから何か記事書いてよ」からスタートし、風俗店関係者に「いやこんな話あるらしいですよ」とネタをもらい、結論ありきで記事を作ったのかなと思います。自粛期間中のリアルなお店の状況も伝わってきますので、業界の人間に話は聞いたのでしょう。でも働く女性を守るべき時期に変な客をつけたり、豪快に振り替えたりと、あまりやり方のうまくないお店かもしれません。いずれにせよ「どうせ風俗業界大変なんでしょ、悲惨な記事書いてよ」的な思惑が感じられるのは気のせいでしょうか。

この記事には全く触れられていないどころか、「パート代程度しか稼げない」と記述していますが、秋田県の最低賃金は790円。8時間勤務のアルバイトで6000円程度なのですが、おそらくほとんどの女性が1日1件お仕事に行くだけで稼げる金額でしょう。1日1本しかお仕事できなかったとて、パート先、アルバイト先がストップした状況で、最後のセーフティネットとして機能していたのだろうな、という点にもきちんと触れてほしかったなと思いました。

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