断っても断ってもしつこくついてくるスカウト。
通勤・通学のたびに声を掛けられると、さすがに迷惑ですよね。今日はそんなスカウトの断り方、撃退法を説明します!
ちなみにスカウトってどんな罪になるの?
スカウトにしつこく声を掛けられただけで「迷惑だなぁ」、と思いますよね。声掛けしたその時点で犯罪なので、それは迷惑に感じるわけです。
- スカウトの「声掛け」→都道府県の迷惑防止条例
- スカウトからの「つきまとい」→軽犯罪法違反
- スカウトからの「ボディタッチ」→軽犯罪法違反or強制わいせつ罪
- 駅構内でのスカウト行為→鉄道営業法違反
- スカウトからの「仕事紹介」→職業安定法違反
どんな女の子が声掛けされやすいの?
元スカウトに話を聞いたところ、スカウトにひっかかりやすい子の見た目にはいくつかの特徴があるといいます。共通点は「お金がなさそう」「お金に憧れてそう」という点だといいます。具体的には…
- 歩くのが妙に遅い
- サンダルがちょっと汚い、髪色がプリン
- 高級ブランドの紙袋を持っているが、実物は持ってない
- 高級ブランドに近いテイストの、安めのブランドのバッグや服を身に着けている
これらに当てはまる子が「ねらい目」らしいです。当てはまる人は注意ですね…
いちばん簡単なのは「無視」すること
見た目を気を付けていても声を掛けてくるのがスカウト。実際どのように対処するのが良いのでしょうか。いちばん簡単なのが、イヤホンを付けて完全無視を決め込むことです。反応しない、目を合わせない、立ち止まらないが鉄則です。
今どき路上でリスク覚悟でスカウトをする人はどんなヤツかわかりませんから、下手に怒らせたりすると危ない目に遭うこともあります。
ナンパを無視されたことに逆上し、女性の顔を殴った疑いです。松岡龍馬容疑者(38)は4月、東京・豊島区のJR池袋駅前の路上で20代の女性にナンパを無視されて「邪魔だ」と言われたことに逆上し、顔面を殴るなどの暴行を加えてけがをさせた疑いが持たれています。女性は鼻の骨を折る重傷です。警視庁によりますと、松岡容疑者は女性が倒れ込んだ後も腹を蹴るなどの暴行を続けたということです。取り調べに対して「ナンパした女性と口論になり、顔を殴ってしまった」と容疑を認めています。
スカウトとわからず反応してしまったら
道を聞いてきたのかと勘違いしてとっさに反応してしまった場合はどうでしょう。「お店を探してませんか」「バック○○円行けますよ」など、こちらの隙を与えないマシンガントークで迫ってくることでしょう。
そういう場合は、逆に「風俗のスカウトですか?」「どこの会社(グループ)ですか?」「どのお店を紹介してくれるんですか?」と迫ってみましょう。
スカウトたちも、ある程度「何をすれば捕まるか」は教えられていることが多いです。スカウト行為自体犯罪なのは知っていますが、自分が捕まることよりも、仲間や取引先に迷惑をかけることが何より怖いのです。女の子に「○○グループのスカウトに○○ってお店を紹介すると付きまとわれました!」などと被害届を出されたら、そのスカウトはもうこの街で生きていけなくなるのです。
お店のスタッフに相談するのもOK
「毎回同じスカウトに話しかけられる」「大きな声で脅される」など、自分では対処できそうにないと思ったら在籍店のスタッフを頼ったり、警察に相談したりするのがよいでしょう。場合によっては行き帰りの送りに協力してくれたり、直接スカウトに話をしてくれたりするかもしれません。
スカウト対策は、慣れればいろいろな回避方法がありますので簡単です。でもひとりで対処しようとしてトラブルになることだけは避けてくださいね!