大阪・枚方の風俗ビルが一斉退去でスケルトンに!ホントに違法区域営業で摘発??真相に迫る…

夏ごろからキナ臭いと思っていましたが、ものすごい展開になってきました。大阪市北東部の中核都市、枚方市の駅前に昔から営業を続けてきた風俗ビルがある日いきなり全店舗退去してスケルトン状態になっていたのです。しかも理由は違法区域営業とのこと…真相を推理していきます!

枚方市駅前の名物ビル

事件の現場は、枚方市駅前の「ジャンボ枚方ビル」と呼ばれる名物風俗ビル。大阪では残り少ないピンクサロンが9店舗営業していた建物です。

枚方市駅といえば、もともとTSUTAYAの本店があったということで、駅の東側はTSUTAYAのT-SITE複合商業施設、T-SITEができて近未来的な姿になっていますが、駅の西側は右手に居酒屋ビル、左手に風俗ビルと昭和の面影を残す雰囲気でおなじみでした。

大阪のピンサロは風前の灯火

このジャンボ枚方ビルには「GOGO枚方店」「レッドろまん」などのピンサロ店が軒を連ねていました。東京・神奈川など関東ではメジャーなピンクサロン、通称ピンサロですが大阪ではかなりの絶滅危惧種。大阪北部から東部にかけては、枚方のこのビル以外は随分と昔に閉業を迫られています。

おそらくは花博時期の浄化作戦に合わせてのものと思いますが、あとは京橋サンピアザビルと、日本橋、梅田に少しだけお店があるくらいでしょうか。

常に摘発の危険性と隣り合わせ

そもそもピンサロは取り扱いの難しい業態とも言えます。飲食店のようでいて、それでいて実態は風俗店で…以前から「年に1度はピンサロが謎の営業停止になる」というのはもはや業界のアタリマエとして語られてきました。

件のジャンボ枚方ビルも、GOGO枚方店は3年ほど前に一時営業停止になっていましたし、この夏には「コロナ対策でウソついていたから」と謎の摘発を受けていました

今回の摘発理由は?

さて、今回はどのような理由でジャンボ枚方ビルが摘発されたのでしょうか。報道を見てみますと、「禁止区域営業」とのことですね。

風俗ビル「スケルトン化」成功 オーナーを書類送検 大阪

営業が禁じられた区域で性風俗店を営むと知りながら、ビルの一室を貸したとして、大阪府警生活安全特別捜査隊は9日、風営法違反(禁止区域営業)幇助(ほうじょ)の疑いで、ビルを所有する「中央建設」(大阪府枚方市)の代表取締役の男(61)=大阪府交野市星田山手=を書類送検した。容疑を認めているという。送検容疑は5~6月、病院から200メートル以内の性風俗店の営業が禁止されている区域内に所有する枚方市のビルで、大阪市北区の男(63)=同法違反容疑で逮捕=らが違法な店舗型性風俗店を営むと知りながら、一室を貸し出し、営業を手助けしたとしている。このビルには性風俗店など9店舗が入っており、府警が昨年11月から立ち入りを実施。今年10月末で全店舗が廃業した。 府警の担当者は「風俗ビルを骨組みだけにする『スケルトン化』に成功した。オーナーの立件も含めて極めて珍しい成果だ」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2383adef20c18bbfabe5fff160d8202deb6c8c25

なるほど、確かにジャンボ枚方ビルからすぐ近くにかなり大きな病院(関西医科大学附属病院)がありますね。

この病院、大学付属病院ということで誰でも知っている病院なのですが、開院は2006年と割と最近。ジャンボ枚方ビルは1980年竣工ということですし、90年代にはすでに風俗ビルとして名が知れていたようですから、「風俗が先」のような気もしてきましたね…風俗店の開店が先なら禁止区域営業は適用されないはずですが、どういうことでしょう?

気になるもう一つのニュース

そういえば、数日前に同じ枚方で謎のニュースが飛び込んでいたのを思い出しました。

キャバクラをデリヘルに転換 コロナ禍で売り上げ減り
風営法違反の疑いで逮捕された自称・風俗店経営の岡本宣明容疑者(59)ら4人は、9月から10月にかけて枚方市内の風俗の営業禁止地域にあるビルの一室で、デリバリーヘルスの受付を行うなどした疑いが持たれています。警察によりますと岡本容疑者らはキャバクラ店を経営していましたが、コロナの影響で売り上げが減ったため業務転換したということです。調べに対して岡本容疑者は容疑を認めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/00761142fbc9888e0271ffaafb5a44088c2e0996

これ、恐らく同じジャンボ枚方ビルのことですよね…

もう一度ニュースをよく読むと

はじめのニュースをよく読んでみるといくつか手がかりめいた言葉が出てきます。

摘発理由は禁止区域営業ですが、「違法な店舗型風俗店」を営業していたと記載していること、府警の担当者が「オーナーを立件した」と言っていることの2点は特にひっかかるところです。

行政の意向と、グレーゾーンの脆さと。

今回の「浄化劇」は何かに結論づけるのはなかなか難しいかもしれません。ここ数年の動きを見るに、行政、というか警察は「ピンクサロン」という業態をチャンスがあれば絶滅させたいと思い続けていたのだと思います。店舗型ゆえに看板が出せてしまうからこその都市景観的な問題もあるでしょうし、駅前再開発の思惑もあったのかもしれません。

グレーゾーンにある業態は、特に細心の注意を払わなければなりませんが、キャバクラの業態替えの件など、一線を越えてしまったのでしょうか。そうすれば警察的には「潰す理由」ができてしまうわけですよね。

府警の書き方からすると、物件オーナーが実質的な店舗のオーナーだったのかもしれません。そこを倒すことでこの物件が空になり、売りに出され、新しいクリーンな枚方市駅前が誕生していくのでしょうか。諸行無常ですね。

僕たち含めて、風営法下で営業を行っている人間からすると、改めて遵法意識を高めて、クリーンに営業する必要があるな、と実感させられるニュースでした。