風俗大手ポータル、シティヘブンネットに大規模障害発生!業界にどんな影響が?

2020年11月11日未明、風俗最大手ポータルサイト、シティヘブンネットに大規模障害が発生して、写メ日記を含む全機能が利用できない状況が発生しました。業界にどんな影響があるのか、今後どのようなことが予想されるのか解説します!

原因はDDoS攻撃

シティヘブンネットの説明では、外部の複数のPCから一斉に攻撃を受ける、いわゆる「DDoS攻撃」を受けていることが原因とのことです。事態はかなり深刻で、影響がネットワーク側に及んでしまっていることで事態の収束が図れないまま丸一日近くが経過してしまっています。ヘブンネットほどの規模のサイトがこのような影響を受けることは、日本のウェブサイト史上見てもなかなか稀なケースと言えるでしょう。有名どころではニコニコ動画や2ちゃんねる、プレイステーションネットワークなどが過去この被害に遭っています。

「写メ日記」は重要なインフラ

ヘブンネットと言えば、風俗で働く女の子のほぼ全員が活用しているともいえる重要な告知・集客ツール、「写メ日記」の提供元です。

いまでは他のほとんどの風俗サイトも同様の日記機能を持っていますが、ヘブンネットの女の子用管理画面「姫デコ」から写メ日記を投稿し、そこから自動転載機能を利用して各サイトの写メ日記を更新する仕組みが一般的になっています。

そのため今回のシステムダウンの影響で、各風俗店、キャストは「一時的に他の風俗サイトの写メ日記システムで投稿する」もしくは「お店に投稿内容を送って、スタッフ側で各サイトに展開する」という立ち回りが必要になっています。まあちょっとだけ面倒くさいわけですね。

「オフィシャライズ」していた店舗は大打撃

オフィシャルHPがあって、自店舗のお客様がたくさんいる店舗については大きな影響はありません。ヘブン経由のアクセスが2割を切るお店は、そんなに大きな影響がなかったのではないでしょうか。

しかし、オフィシャルHP自体をヘブンネットの掲載ページにする「オフィシャライズ」を行っていた店舗は、アクセスの大半を失う結果になっているでしょう。かなり難しい対応を迫られているのではないかと思います。

「ヘブン離れ」が起きる可能性

シティヘブンネットが風俗業界のポータルサイトで圧倒的首位にいることは間違いありません。日本でも有数のアクセス数を誇るサイトです。不動産賃貸ポータルにおけるSUUMO、飲食ポータルにおける食べログと並ぶ地位と言っても過言ではないでしょう。毎日たくさんの風俗店に、たくさんの新規顧客を送り届けています。

先にあげたSUUMOや食べログもそうですが、業界トップのポータルサイトはそれなりに高い掲載料金を設定しています。競争原理的には当たり前のことです。しかし、プランやエリア、業態によっては費用対効果が取りづらい媒体になっていたことも事実です。「高すぎて割に合わないけど掲載していないと集客が見込めないかもしれなくてやむなく…」という店舗が多かったのも事実です。

コロナで起こった地殻変動

この春のコロナショックで、実はヘブンネットを取り巻く状況は大きく変動しました。強い外出制限がかかる中、全国各店の売上高は大きくダウン。先の見えない状況のなか、生き残るためにヘブンネットの掲載をストップしたり、掲載プランを大きく下げたりという店舗が続出しました。

秋を過ぎ、コロナショックの影響も和らいできましたが、恐らくヘブンネットのプランを下げたまま、掲載を落としたままの店舗が多いように思います。各店が費用対効果をシビアに見つめ直した結果、工夫をこらして少ない予算で店舗運営を行うことに注力しはじめました。コロナ期を境に風俗系のTwitterアカウントは激増したのが、その証拠です。

決定打にはならないが…

今回のシステムダウンを経ても、風俗ポータルサイトでのヘブンネット優位の状況は変わらないでしょう。今後の対応次第と思いますが、さらなるヘブン離れが起こる決定打にはなりえないと思います。しかし、コロナショックからの流れでそれぞれの風俗店が、「ヘブン以外の集客方法」に取組み始めているのは間違いありません。今回の件がボディブローのように効いて、数年後には今とは違う状況になっている…かもしれませんね。